HG ガンダムバルバトスルプスレクス レビュー:鉄血の狂戦士をその手に!
『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』より、主人公機であるガンダムバルバトスの最終形態、ルプスレクスのHG(ハイグレード)モデルを徹底レビュー! 今回は素組みでどこまで再現できるのか、プロポーション、可動域、付属品、そして気になる点などを詳しく解説していきます。
1. パッケージと内容物
パッケージは、バルバトスルプスレクスの勇ましい姿が描かれた迫力のあるデザイン。
内容物は以下の通りです。
- ランナー x 8
- ホイルシール x 1
- 取扱説明書 x 1
ランナーの色分けは細かく、素組みでも設定に近い色合いを再現できます。
2. 組み立て
ニッパーとデザインナイフ(またはカッター)があれば、すぐに組み立て開始できます。 パーツ数はHGとしては標準的ですが、バルバトスルプスレクスの特徴的なフォルムを再現するために、細かなパーツ分割がされています。
組み立て時間は、プラモデルに慣れている方なら2時間程度、初心者の方でも3~4時間程度で完成するでしょう。
3. プロポーションとディテール
組み立て後のプロポーションは、まさに劇中のイメージそのもの。 四肢の延長、背部の大型アームなど、ルプスレクスの野獣のようなシルエットが忠実に再現されています。
- 頭部:クリアパーツを使用したバイザーや、鋭い形状のアンテナなど、細部までシャープに再現。
- 胴体:胸部のエイハブ・リアクターや、特徴的な装甲の形状も細かく作り込まれています。
- 腕部:サブアームの展開ギミックを搭載。
- 脚部:爪先まで延長された脚部は、ルプスレクスの特徴的なシルエットを強調。
- 武装:超大型メイスは、圧倒的な存在感。重量感も十分です。
4. 可動域
HGながら、可動域も優秀です。
- 頭部:ボールジョイント接続で、広範囲な可動を実現。
- 腕部:肩関節、肘関節ともに90度以上の可動域を確保。
- 脚部:股関節、膝関節ともに広い可動域を持ち、アクションポーズも自然に決まります。
特に、腰部の可動域が広く、大胆なポージングも可能です。
5. 付属品
付属品は、超大型メイスと平手パーツのみとシンプルです。
- 超大型メイス:バルバトスルプスレクスの象徴とも言える武器。迫力満点です。
- 平手パーツ:表情豊かなポージングを演出できます。
6. 他のガンプラとの比較
同じHGシリーズのガンダムバルバトス(第4形態)と比較すると、ルプスレクスの圧倒的なボリュームが際立ちます。 特に、四肢の長さ、背部のサブアームなど、シルエットが大きく異なり、進化を感じさせます。
また、MG(マスターグレード)のバルバトスと比較すると、HGは手軽に組み立てられるのが魅力です。MGはより精密なディテールと可動域を持ちますが、組み立てに時間がかかります。
7. 競合製品との比較
同シリーズのHGIBO(HG 鉄血のオルフェンズ)には、グレイズアインやキマリスヴィダールなど、様々な機体が存在します。 バルバトスルプスレクスは、これらの機体と並べて飾ることで、鉄血のオルフェンズの世界観をより深く楽しむことができます。
また、コトブキヤの「M.S.G モデリングサポートグッズ」シリーズなどを使用することで、さらにオリジナルの改造やディテールアップを楽しむことも可能です。
8. メリット・デメリット
メリット
- プロポーション、ディテールともに素晴らしい
- HGながら可動域が広い
- 素組みでも十分な完成度
- 超大型メイスの迫力がすごい
デメリット
- 付属品が少ない
- シールが多い(特に爪の部分)
9. まとめ:バルバトスルプスレクスは買いか?
HG ガンダムバルバトスルプスレクスは、プロポーション、可動域、ディテール、どれをとっても優秀なキットです。 素組みでも十分な完成度で、手軽にバルバトスルプスレクスの勇姿を再現できます。 鉄血のオルフェンズファンはもちろん、ガンプラ初心者にもおすすめできる一品です。
狂戦士の如きバルバトスルプスレクスを、ぜひあなたのコレクションに加えてみてください。