戦う美少女騎士がキミの元に!HASUKI ローズナイト グロリア 1/12 可動フィギュア PA008 レビュー
可動フィギュアファンの皆さん、そして美少女フィギュアコレクターの皆さん、お待たせしました!今回は、私が心待ちにしていた一体、HASUKI POCKET ARTシリーズの最新作「ローズナイト グロリア PA008」について、その魅力と実体験レビューをお届けします。
初めてこのフィギュアの存在を知った時、その騎士然とした凛々しさと、女性らしい繊細な美しさが融合したデザインに一目惚れしました。美少女フィギュアでありながら、戦うための力強さを感じさせるという、そのギャップに胸を掴まれたのです。これはもう、手に入れて自分の目で確かめるしかない!そう直感し、発売を心待ちにしていました。
実物が手元に届き、箱を開けた瞬間の高揚感は忘れられません。想像を遥かに超える造形美と、随所に施されたこだわりが、私をこのフィギュアの世界へと引き込みました。まさしく、コレクションに新たな風を吹き込む逸品と言えるでしょう。
HASUKI ローズナイト グロリア PA008の魅力に迫る
このグロリアを語る上で外せないのが、その圧倒的な存在感と細部へのこだわりです。
造形の美しさ:騎士としての誇りと女性のしなやかさ
まず目を引くのは、彼女の顔の造形です。どこか憂いを帯びつつも、芯の強さを感じさせる眼差し。そして、滑らかな肌の質感や、髪の毛の一本一本までが丁寧に再現されています。騎士の鎧はメタリックな塗装が施され、重厚感を演出。それでいて、女性らしい体のラインを美しく見せるようなデザインになっており、デザイナーさんのセンスが光ります。約15.5cmという1/12スケールでありながら、この精密さは脱帽ものです。
圧倒的な可動域:自由自在なポージングを可能に
私がアクションフィギュアに求める最大のポイントは、やはり「可動性」です。グロリアは、肩、肘、膝、足首はもちろんのこと、胴体や首の関節も非常に柔軟に設計されています。これにより、剣を構える力強いポーズから、一息つくような優雅なポーズまで、想像できるあらゆるシチュエーションを再現することが可能です。
特に感動したのは、接地性の高さです。足首の関節がしっかりと可動し、どんなポーズでも安定して自立させることができます。これにより、ディスプレイ時のストレスが大幅に軽減され、より積極的にポージングを楽しめます。
付属品とその活用法:プレイバリューの広がり
グロリアには、交換用表情パーツ、武器(剣と盾など)、そして複数のハンドパーツが付属しています。これらの付属品を組み合わせることで、ポージングのバリエーションは無限に広がります。例えば、威風堂々とした立ち姿から、激しい戦闘シーン、さらには休憩中の穏やかな姿まで、様々な物語をフィギュアを通して紡ぎ出すことができるのです。
他のアクションフィギュアと比べてどう?
美少女可動フィギュアの市場には、Figma(グッドスマイルカンパニー/マックスファクトリー)やS.H.Figuarts(バンダイスピリッツ)、あるいはメガミデバイスや創彩少女庭園(コトブキヤ)といった強豪ブランドが存在します。その中で、HASUKIの「ローズナイト グロリア」はどのような位置付けにあるのでしょうか。
FigmaやS.H.Figuartsとの比較
FigmaやS.H.Figuartsは、長年の実績と安定した品質で定評があります。関節の保持力や造形のバランスは非常に優れており、多くのコレクターから支持されています。グロリアも1/12スケールという点でこれらのシリーズと並べやすいサイズ感ですが、HASUKI製品には「布製衣装」が採用されている点も大きな特徴です。
布製衣装は、PVC製の衣装に比べて可動を阻害しにくく、自然なドレープやシワを表現できるため、よりリアルな質感とポージングの自由度を提供します。これは、PVC製衣装が主流のFigmaやS.H.Figuartsではなかなか味わえない魅力です。
メガミデバイス・創彩少女庭園との比較
メガミデバイスや創彩少女庭園は、美少女プラモデルとして、組み立てから塗装、カスタマイズまでを自身で行う楽しさがあります。豊富な武装や換装パーツによって、自分だけのオリジナルキャラクターを作り出すことが可能です。グロリアのような完成品フィギュアは、箱から出してすぐに楽しめる手軽さが魅力。プラモデルのような組み立ての手間がなく、塗装済みであるため、気軽に美しいフィギュアをコレクションに加えたい方には最適でしょう。
HASUKIは、新進気鋭のブランドながら、FigmaやS.H.Figuartsの可動性と、布製衣装による表現力、そして完成品としての手軽さを高次元で融合させていると感じました。まさに、既存のブランドの良いとこ取りをしたような、意欲的な製品だと思います。
実際に触れて感じたこと:メリットとデメリット
数日間グロリアと触れ合い、様々なポーズを試した中で感じた、率直な感想をまとめました。
メリット
- 可動と造形の両立: 美しいプロポーションを保ちながら、驚くほどの可動域を実現しています。アクションフィギュアとしての完成度が非常に高いです。
- 布製衣装による表現の幅: ローズナイト グロリアは素材に「布」が明記されているため、布製衣装が採用されています。布の質感と動きが加わることで、ポージングのリアリティが格段に向上します。風になびくマントや、鎧の下からのぞく柔らかな生地の表現は、PVCでは難しい領域です。
- ディスプレイ映え: どのような角度から見ても絵になる美しさがあります。スタンドを使わずとも安定して自立するため、棚に飾る際もポージングに凝ることができます。
デメリット
- 関節の初期の硬さや緩さ: 個体差かもしれませんが、一部の関節が最初は少し硬い、あるいは緩いと感じる場合があります。これは慎重に動かしたり、ドライヤーで温めたりすることで改善されることもありますが、破損には注意が必要です。
- パーツの着脱: ハンドパーツや武器の着脱は比較的スムーズですが、力加減を誤るとピンが折れたり、塗装が剥がれたりする可能性もゼロではありません。特に初めての触れる際は注意が必要です。
- 価格: 決して安価な買い物ではありません。しかし、そのクオリティを考えれば、十分に見合う価値があると感じました。
どんな人におすすめ?
HASUKI ローズナイト グロリア PA008は、特に以下のような方におすすめしたいフィギュアです。
- 可動フィギュアで様々なポージングを楽しみたい方: 騎士としての力強さも、女性としての優雅さも、思いのままに表現できます。
- 美しい造形と高いクオリティを求めるコレクター: 細部にまでこだわった造形は、見る者を飽きさせません。
- 既存ブランドにはない新しい魅力を見出したい方: HASUKIブランドの意欲作を体験したい方には、ぜひ手に取っていただきたい逸品です。
まとめ:あなたのコレクションにグロリアを!
HASUKI POCKET ARTシリーズ「ローズナイト グロリア PA008」は、美少女フィギュアとアクションフィギュアの「良いとこ取り」を具現化したような、非常に満足度の高い一体でした。その造形美、驚異的な可動域、そして他のブランドにはない独自の魅力が、私のフィギュアコレクションに新たな輝きを与えてくれました。
飾り棚の主役としても、手にとってポージングを楽しむツールとしても、あなたの期待を裏切らないでしょう。ぜひこの機会に、戦う美少女騎士「グロリア」をあなたのコレクションに加えてみませんか?