タミヤ 1/12 ホンダ NSR500 ファクトリーカラー プラモデル レビュー:時代を超えた名車をその手に
1980年代後半から1990年代にかけて、ロードレース世界選手権を席巻したホンダ NSR500。その中でも特に人気の高いファクトリーカラーを纏ったモデルが、タミヤの1/12オートバイシリーズでプラモデルとして蘇ります。今回は、長年愛されるこのキットの魅力と、製作のポイントを徹底レビューします。
キット概要
開封とパーツチェック
箱を開けると、精密に再現されたパーツがぎっしり。カウルやタンクなどの外装パーツは、シャープなモールドで実車の雰囲気を忠実に再現しています。メッキパーツやクリアパーツも含まれており、質感を高めるのに貢献しています。デカールは、発色が良く貼りやすい高品質なものが付属。
組み立てのポイント
接着
パーツの合いは良好で、ストレスなく組み立てられます。ただし、細かいパーツも多いため、ピンセットや精密ニッパーがあると便利です。接着には、プラモデル専用の接着剤を使用しましょう。流し込みタイプと通常タイプを使い分けると、より綺麗に仕上がります。
塗装
ファクトリーカラーを再現するには、塗装が不可欠です。実車に近い色を調合するか、タミヤから発売されている専用カラースプレーを使用するのがおすすめです。塗装前に、パーツの表面処理(ヤスリがけ、洗浄)をしっかりと行うことで、塗料の食いつきが良くなり、美しい仕上がりになります。
デカール
デカールは、水に浸して台紙から剥がし、パーツに貼り付けます。マークソフターやマークセッターを使用すると、曲面にも綺麗に密着させることができます。貼り付け後は、綿棒などで優しく押さえ、余分な水分を拭き取ります。
製作レビュー
実際に組み立ててみると、タミヤの技術力の高さに改めて感心しました。パーツの合いが良く、説明書も丁寧なので、プラモデル初心者でも安心して製作できます。エンジンやサスペンションなどのメカニカルな部分も、細部まで再現されており、作りごたえがあります。
塗装は、少し手間がかかりますが、丁寧に塗り重ねることで、実車のような質感が出せます。デカールも、発色が良く貼りやすいので、綺麗に仕上げることができました。
完成したNSR500は、迫力満点。往年の名車を、自分の手で蘇らせることができた達成感は格別です。
他のプラモデルとの比較
同じ1/12スケールのオートバイモデルとして、アオシマやハセガワからも様々なキットが発売されています。タミヤのNSR500は、比較的パーツ数が少なく、組み立てやすいのが特徴です。アオシマのキットは、カスタムパーツが付属しているなど、よりマニアックな仕様となっています。ハセガワのキットは、精密なディテールが魅力です。
例えば、アオシマの「1/12 完成品バイク Kawasaki 900Super4 (Z1) 1972年式」は、完成品モデルとして手軽に楽しめる一方、タミヤのNSR500のように自分で組み立てる楽しみはありません。
メリット・デメリット
メリット
- 精密な再現度
- 組み立てやすさ
- 高品質なデカール
- コレクション性
デメリット
- 塗装が必要
- 細かいパーツが多い
こんな人におすすめ
- NSR500ファン
- プラモデル初心者
- バイク模型好き
- コレクションしたい人
まとめ
タミヤの1/12 ホンダ NSR500 ファクトリーカラー プラモデルは、往年の名車を忠実に再現した、おすすめのキットです。組み立てやすく、塗装やデカールも楽しめるので、プラモデル初心者からベテランまで、幅広い層におすすめできます。ぜひ、このキットで、NSR500の魅力を体感してください。