テレビやスマホばかりで、もっと集中して遊んでほしい……。 家族みんなで楽しめるゲームが欲しい……。
そんな悩みを持つ親御さんはいませんか? 我が家にも元気いっぱいの4歳児がいて、まさに同じ悩みを抱えていました。しかし、ある日出会ったこのゲームが、その状況を一変させてくれたのです。
今回は、エポック社から発売されている「ドーナツ・オン・ドーナツ+3」を、実際に家族で遊んでみたリアルな感想と共にご紹介します。
「ドーナツ・オン・ドーナツ+3」ってどんなゲーム?
「ドーナツ・オン・ドーナツ+3」は、その名の通り、ドーナツ型のピースをうまく積み上げていくバランスゲームです。可愛らしいドーナツの見た目とは裏腹に、意外と奥深い戦略性と集中力を要求されます。
- 対象年齢: 4才以上
- プレイ人数: 1~4人
- セット内容: ドーナツピース(複数色)、フォーク、台座
ルールはとてもシンプル。順番にドーナツを台座や既に積まれたドーナツの上に置いていき、崩してしまった人が負けというもの。フォークを使ってドーナツを置くこともできますが、これがまた絶妙な難易度なんです。 ピースの形状が絶妙で、どこに置くか、どのドーナツを選ぶか、そしてどういう角度で置くかが勝敗を分けるポイントになります。子供だけでなく、大人もついつい夢中になってしまう魅力がありますよ。
実際に遊んでみた!我が家のリアルレビュー
初めてこのゲームを手に取ったのは、娘がちょうど4歳になったばかりの頃でした。箱を開けた瞬間、「わー!ドーナツだ!」と目を輝かせ、さっそく遊び始めました。最初は、うまくドーナツを積むことができず、「あー!」と叫びながら崩してしまうこともしばしば。
ですが、不思議と怒ったり諦めたりすることはありませんでした。むしろ、「次はここに置いたらどうかな?」「ゆっくり、ゆっくり…」と、真剣な表情でドーナツの配置を考え、指先に全神経を集中させているのが見て取れました。
そして、見事にドーナツを積み上げられた時の、あの満面の笑みと言ったら!本当に嬉しそうで、親としては「買ってよかった!」と心から思える瞬間でした。
数回遊ぶうちに、娘は驚くほど集中力を発揮するようになり、以前ならすぐに飽きてしまっていたような遊びも、じっくりと取り組めるようになりました。また、小さなドーナツを慎重に掴んで置く動作は、手先の器用さも養ってくれていると感じます。我が家では、リビングのテーブルにこのゲームが置いてあると、自然と家族が集まってきて「よし、ちょっとやるか!」となることが増えました。
家族みんなで順番に「次は誰かな?」「倒すなよ~!」なんて声をかけ合いながら遊ぶ時間は、テレビやスマホを見ている時とは全く違う、温かいコミュニケーションの場になっています。崩れても笑い、成功したら拍手する。そんなたわいもない日常が、このゲームのおかげで豊かになった気がします。
「ドーナツ・オン・ドーナツ+3」の魅力とメリット・デメリット
このゲームの最大の魅力は、そのシンプルさの中に隠された奥深さです。私が実際に遊んでみて感じたメリットとデメリットをまとめました。
メリット | デメリット |
---|---|
1. 集中力とバランス感覚の向上 | 1. 初期は少し難しく感じるかも |
2. 手先の器用さを育む | 2. ドーナツが転がりやすい |
3. 家族のコミュニケーションが活性化 | 3. 対象年齢が限定的(大人向けではない) |
4. デジタルデトックスになる | 4. ピースを紛失する可能性 |
5. 可愛らしいデザインと達成感 | 5. 飽きる可能性(ゲームの展開は単調) |
デメリットとして挙げた「初期の難しさ」も、子供にとっては乗り越えるべき壁であり、成功した時の達成感につながります。我が家の娘も、最初はなかなか成功せず悔しがっていましたが、数日後にはコツを掴んで安定して積み上げられるようになりました。この成長を見守るのも、親としては嬉しいものです。 また、「ドーナツが転がりやすい」点も、逆に「そーっと置かないと!」という緊張感を生み、ゲームを盛り上げてくれます。集中力を高めるためには、適度な緊張感も必要だと感じました。
競合ゲームとの比較:ドーナツならではの魅力とは?
世の中には様々なバランスゲームがありますが、「ドーナツ・オン・ドーナツ+3」は一線を画す魅力があります。
例えば、定番のハズブロ社の「ジェンガ」と比較してみましょう。ジェンガは木製のブロックを積み上げ、抜き取るゲームで、大人から子供まで幅広い層に人気があります。しかし、「ドーナツ・オン・ドーナツ+3」は、より小さな子供(4歳以上)が遊びやすいように設計されていると感じます。
- ピースの形状: ジェンガの直方体ブロックに対し、ドーナツは穴が開いていて、重心が不安定になりやすい独特の形状です。これが、より繊細なバランス感覚と指先のコントロールを要求します。ドーナツ同士をどう重ねるかで、崩れるかどうかが大きく変わるんです。
- 見た目の可愛さ: ドーナツのピースはカラフルで可愛らしく、子供の興味を引きやすいデザインです。遊び始めるまでのハードルが低いのもポイントですね。
- 難易度の調整: ドーナツの置き方次第で難易度を調整できます。最初はフォークを使わずに指で、慣れてきたらフォークで積むなど、ステップアップしながら遊べます。また、追加のドーナツピースが「+3」として含まれているため、より高く積むチャレンジも可能です。
また、エポック社は他にも「シルバニアファミリー」や「アクアビーズ」など、子供の創造力や手先の器用さを育むおもちゃを多く手掛けています。そのノウハウが、この「ドーナツ・オン・ドーナツ+3」にも詰まっているように感じます。単に積み上げるだけでなく、ドーナツの組み合わせ方や置く場所を考えることで、空間認識能力や戦略的思考も自然と養われるのです。
こんな方に「ドーナツ・オン・ドーナツ+3」はおすすめ!
- お子さんの集中力を養いたい親御さん
- テレビやスマホ以外の遊びを探しているご家庭
- 家族みんなで楽しめるアナログゲームが欲しい方
- 手先の器用さを育む知育おもちゃを探している方
- プレゼントにユニークなゲームを選びたい方
まとめ:親子で楽しむ、アナログゲームの温かさ
「エポック社 ドーナツ・オン・ドーナツ+3」は、単なるおもちゃではありませんでした。家族の笑顔を増やし、子供の集中力とバランス感覚、そして手先の器用さを自然と育んでくれる、まさに「魔法のバランスゲーム」だと感じています。デジタルデバイスが普及する現代において、アナログゲームならではの温かさ、そして成功した時の喜びを、ぜひご家族で体験してみてください。きっと、あなたのご家庭でも、ドーナツの山が崩れるたびに、笑い声が弾けることでしょう。