MODEROIDオーガス レビュー:30代ホビー好きが語る、変形合体プラモの魅力と苦悩

MODEROID 超時空世紀オーガス:30代が熱狂!変形合体プラモ徹底レビュー

超時空世紀オーガス」、懐かしい響きですよね。80年代アニメのリアルロボット系作品として、一部で熱狂的なファンを持つ作品です。今回、MODEROIDシリーズからオーガスが発売されるということで、当時夢中になった30代ホビー好きの私が早速組み立ててみました。

結論から言うと、「これは…! 挑戦的なキットだ!」

プロポーション、色分け、変形機構、どれもが及第点以上。しかし、組み立てにはそれなりの技術と根気が必要です。ニッパー、デザインナイフ、接着剤は必須。素組み派には厳しいかもしれません。

開封の儀:期待と不安が入り混じる瞬間

パッケージを開けると、ランナーの多さに圧倒されます。パーツ数はそれなりに多いですが、色分けはかなり細かくされており、素組みでも十分見栄えがします。ただ、ABS樹脂が多用されているため、ゲート処理には注意が必要です。白化しやすいので、丁寧に処理しましょう。

組み立て:苦労と達成感の狭間で

組み立て説明書は丁寧ですが、変形機構が複雑なため、パーツの向きや組み合わせを間違えやすい箇所がいくつかあります。特に、肩関節の変形機構は、説明書だけでは理解しづらい部分もありました。YouTubeなどで先人たちの製作動画を参考にすることをおすすめします。

個人的に苦労した点

  • 細かいパーツの接着:特にオーガロイド形態の頭部は、小さいパーツが多く、接着が必須でした。ピンセットがあると便利です。
  • 変形機構:各形態への変形は、説明書を見ながら慎重に行う必要があります。特に、ガウォーク形態からオーガロイド形態への変形は、ロック機構が固く、破損しないかヒヤヒヤしました。

完成!こだわりのプロポーションと変形機構

苦労した甲斐あって、完成したオーガスはプロポーションも良く、非常にかっこいいです。各関節も良く動き、様々なポージングが可能です。変形機構も完全再現されており、オーガロイド、ガウォーク、フライヤー、タンクの4形態に変形させることができます。ただ、変形させる際は、パーツ同士が干渉しやすく、塗装が剥がれる可能性があるので、注意が必要です。

形態 特徴
オーガロイド 人型ロボット形態。可動範囲が広く、様々なポージングが可能。
ガウォーク 鳥のような形態。飛行能力を持つ。
フライヤー 戦闘機形態。高速移動が可能。
タンク 戦車形態。重装甲で防御力が高く、地上戦で活躍。

競合製品との比較:ウェーブ製オーガスとの違い

オーガスのプラモデルとしては、ウェーブから発売されている1/72スケールモデルが有名です。ウェーブ製は、プロポーションやディテールに優れていますが、価格が高く、組み立て難易度も高いです。MODEROID版は、ウェーブ製に比べて価格が安く、比較的組み立てやすいのが特徴です。また、MODEROID版は、変形機構を完全再現している点も魅力です。

MODEROID版オーガスのメリット

  • 価格が安い
  • 比較的組み立てやすい
  • 変形機構を完全再現

MODEROID版オーガスのデメリット

  • ABS樹脂を多用しているため、ゲート処理に注意が必要
  • 変形機構が複雑で、組み立てに時間がかかる

総評:愛があれば乗り越えられる!

MODEROID オーガスは、組み立てに苦労する箇所もありますが、完成した時の達成感は格別です。プロポーションも良く、変形機構も完全再現されており、オーガスファンなら間違いなく満足できるでしょう。ただ、プラモデル初心者にはおすすめできません。ある程度のプラモデル製作経験がある人向けです。

超時空世紀オーガス」という作品に対する愛情があれば、多少の困難は乗り越えられるはずです!