HGUC ザク・マリナー:水中戦MSの魅力を再発見!
今回は、機動戦士ガンダムZZに登場する水陸両用MS、HGUC 1/144 ザク・マリナーのプラモデルをレビューします。ZZに登場するMSの中でも、少しマイナーな機体ではありますが、その独特なデザインと水陸両用というロマンに惹かれ、購入してみました。
ザク・マリナーとは?
ザク・マリナーは、ネオ・ジオン軍が使用した水陸両用MSです。一年戦争時に活躍したMSM-03 ゴッグの設計思想を受け継ぎ、水中での高い機動性と戦闘能力を持っています。ZZでは、主にアフリカ戦線などで運用され、主人公たちの前に立ちはだかりました。
キットの概要
HGUC(ハイグレードユニバーサルセンチュリー)シリーズとして発売されており、比較的手頃な価格で、組み立てやすさも考慮されたキットです。色分けもほぼ完璧で、素組みでも十分な完成度が得られます。
- スケール:1/144
- パーツ数:約150個
- 価格:2280円(Amazon価格、2024年11月14日現在)
組み立て
組み立ては非常に簡単で、ニッパーとデザインナイフがあれば、サクサクと進められます。パーツの合いも良く、ストレスなく組み立てられました。初心者の方でも安心して挑戦できると思います。
プロポーションとディテール
プロポーションは、アニメのイメージを忠実に再現しており、マッシブで力強いスタイルが魅力的です。各部のディテールも細かく、スジ彫りやモールドが効果的に配置されています。特に、水中での抵抗を減らすための流線型のフォルムが美しいです。
可動範囲
HGUCとしては標準的な可動範囲ですが、肩や股関節の可動域が広く、様々なポージングが可能です。特に、水中でのアクションポーズを再現するのに十分な可動範囲を持っています。モノアイはシールで再現されていますが、別売りの可動式モノアイに交換することも可能です。
付属品
- MMP-80マシンガン
- 魚雷発射管
- ヒート・ナイフ
- シールド
- 握り手(左右)
- 武器持ち手(左右)
これらの武装を組み合わせることで、様々なシチュエーションを再現できます。特に、魚雷発射管はザク・マリナーの特徴的な武装であり、水中戦をイメージさせるのに最適です。
他のMSとの比較
同じ水陸両用MSである、HGUC ゴッグと比較してみました。ゴッグは、一年戦争時のMSであり、ザク・マリナーよりも一回り大きく、重厚感があります。一方、ザク・マリナーは、ZZ時代のMSであり、より洗練されたデザインになっています。機動性もザク・マリナーの方が高いと思われます。
塗装と改造
今回は、素組みで仕上げましたが、塗装することで、さらにリアルな仕上がりにすることができます。特に、水中での汚れや錆などを表現すると、より深みが増すと思います。また、改造することで、自分だけのオリジナルザク・マリナーを作ることも可能です。
個人的な感想
ザク・マリナーは、ZZに登場するMSの中でも、地味な存在ではありますが、その独特なデザインと水陸両用というロマンに惹かれる機体です。HGUCキットは、その魅力を十分に再現しており、組み立てやすく、プロポーションも良好です。水中戦MSが好きならば、ぜひ手にとって見てほしいキットです。
メリット・デメリット
メリット
- 組み立てが簡単で、初心者でも安心
- プロポーションが良く、ディテールも細かい
- 可動範囲が広く、様々なポージングが可能
- 水陸両用MSのロマンを感じられる
デメリット
- モノアイがシールでの再現
- 一部パーツの色分けが甘い部分がある
まとめ
HGUC ザク・マリナーは、ZZに登場する水陸両用MSの魅力を手軽に楽しめるキットです。組み立てやすく、プロポーションも良好で、水中戦MS好きにはたまらない一品です。ぜひ、あなたもザク・マリナーを組み立てて、ZZ時代の水中戦を脳内再現してみてはいかがでしょうか。