HGUC 1/144 ガンキャノン:旧キット世代も納得の進化!
機動戦士ガンダムに登場するRX-77-2 ガンキャノン。今回は、HGUC(ハイグレードユニバーサルセンチュリー)シリーズとしてリニューアルされた1/144スケールモデルを実際に組み立ててレビューします。往年のファンはもちろん、最新のガンプラに触れてみたいという方にもおすすめできるキットです。
開封!パーツ構成と第一印象
箱を開けてまず驚くのは、パーツの成形色の美しさ。アニメのイメージそのままの色合いが再現されています。パーツ数は比較的少なめで、HGUCシリーズらしい組み立てやすさを予感させます。旧キットを知っている身としては、パーツ分割による色分けの進化に感動です。
- 成形品×7
- ホイルシール×1
- 組立説明書×1
- 付属品:240mm低反動キャノン砲×一式、ビーム・ライフル×1、握り手(左右)×1、上向き平手(左右)×各1
組み立て:ストレスフリーな工程
説明書は非常にわかりやすく、パーツもランナーから切り離しやすい配置になっているため、スムーズに組み立てを進めることができました。接着剤は不要で、パーツ同士をパチッとはめ込むだけでOK。ニッパーとデザインナイフがあれば、よりきれいに仕上がります。対象年齢は8歳以上とのことですが、ガンプラ初心者でも安心して組めると思います。
組み立て時間:約1時間
完成!プロポーションと可動範囲
完成したガンキャノンは、アニメのイメージを忠実に再現したプロポーション。それでいて、現代的なアレンジも加えられており、非常にスタイリッシュです。各関節の可動範囲も広く、劇中の様々なポーズを再現できます。
特に、肩関節の可動範囲が広いため、ガンキャノン最大の特徴であるキャノン砲を構えるポーズが自然に決まります。肘や膝も良く曲がり、アクションポーズも思いのまま。
ディテール:こだわりを感じるポイント
- 頭部:バイザー部分はクリアパーツで再現。内部のメカディテールも作り込まれています。
- 胸部:コクピットハッチは開閉可能。内部にはパイロットのフィギュアが搭乗しています(塗装はされていません)。
- 脚部:足首の可動範囲が広いため、安定感のあるポージングが可能です。
- 武器:240mm低反動キャノン砲とビーム・ライフルが付属。どちらも細部までシャープに造形されています。
競合製品との比較:旧キット vs HGUC
かつて発売されていた旧キットのガンキャノンと比較すると、HGUC版はプロポーション、可動範囲、ディテールのすべてにおいて大幅に進化しています。旧キットは、接着剤が必要だったり、色分けが甘かったりする部分がありましたが、HGUC版はそれらの欠点をすべて克服しています。また、最近のREVIVE版と比較すると、プロポーションの解釈や可動域で差異が見られます。REVIVE版はより現代的なアレンジが加えられていますが、HGUC版はアニメのイメージを重視した作りと言えるでしょう。
塗装:さらにリアルな仕上がりに
素組みでも十分な完成度ですが、塗装することでさらにリアルな仕上がりになります。今回は、Mr.カラーのMSレッドやMSグレーを使用し、アニメのイメージに近い色合いで塗装しました。ウェザリングを施すことで、より重厚感のある雰囲気を出すことも可能です。
まとめ:ガンキャノンファン必携のアイテム
HGUC 1/144 ガンキャノンは、往年のファンはもちろん、最新のガンプラに触れてみたいという方にもおすすめできるキットです。組み立てやすく、プロポーションも良く、可動範囲も広いため、様々なポーズを楽しめます。ぜひ、あなたもHGUCガンキャノンを組み立てて、その魅力を体感してください。