MXR EVH5150 OVERDRIVE:伝説のサウンドを自宅で手に入れる!
ヴァン・ヘイレンサウンドを追求するギタリストなら誰もが憧れる「ブラウンサウンド」。 あの独特の歪みと、エディ本人の手元でコントロールされるようなニュアンスを再現できるペダル、それがMXR EVH5150 OVERDRIVEです。 今回は、長年ギターを弾き続けてきた私が、実際にこのペダルを試して感じたリアルなレビューをお届けします。
EVH5150 OVERDRIVEとは?
MXR EVH5150 OVERDRIVEは、エディ・ヴァン・ヘイレンとMXRが共同開発したオーバードライブ/ディストーションペダルです。 5150アンプのサウンドをコンパクトエフェクターで再現することをコンセプトに開発されており、ゲイン幅の広さ、EQの効きの良さ、そして何よりもあの独特な「らしさ」が特徴です。
スペック
実機レビュー:音作りの幅広さと「らしさ」
実際にEVH5150 OVERDRIVEをギターに繋いで音を出してみると、まず驚くのがその音作りの幅広さです。 GAINを絞ればクリーンブースターとしても使えますし、GAINを上げていけば、まさにヴァン・ヘイレンのようなハイゲインサウンドまでカバーできます。 特に、EQの効きが非常に良く、TREBLE、MID、BASSの調整によって、様々なジャンルに対応できる音作りが可能です。
私が特に気に入ったのは、MIDのコントロールです。 MIDを少し持ち上げることで、あの独特の「コンプ感」と「粘り」を出すことができます。 また、BOOSTスイッチをONにすることで、さらにゲインと音量をブーストできるので、ソロを弾く際に音抜けを良くすることも可能です。
競合製品との比較
ヴァン・ヘイレンサウンドを再現するペダルとしては、Wampler Pinnacle DeluxeやFriedman BE-OD Deluxeなどが挙げられます。
| 製品名 | 特徴 | EVH5150 OVERDRIVEとの違い |
|---|---|---|
| Wampler Pinnacle Deluxe | ブラウンサウンドを再現。ハイゲインでコンプレッション強め。 | EVH5150 OVERDRIVEよりもコンプ感が強く、よりモダンなハイゲインサウンド。エディの初期サウンドというよりは、より後の時代のサウンドに近い。 |
| Friedman BE-OD Deluxe | Friedmanアンプのサウンドを再現。タイトで分離が良い歪み。 | EVH5150 OVERDRIVEよりもローエンドがタイトで、よりモダンなサウンド。ピッキングニュアンスを重視するプレイヤー向け。 |
EVH5150 OVERDRIVEは、上記2機種と比較すると、よりオリジナル5150アンプのサウンドに近い、荒々しくも粘りのあるサウンドが特徴です。 特に、エディが手元でボリュームを操作して歪みをコントロールしていたようなニュアンスを再現できる点が、他のペダルにはない魅力だと感じました。
メリット・デメリット
メリット
デメリット
- 価格がやや高め
- 他のハイゲインペダルと比較すると、ややノイズが気になる場合がある
どんな人にオススメ?
まとめ:ブラウンサウンドへの近道
MXR EVH5150 OVERDRIVEは、ヴァン・ヘイレンサウンドを手軽に、そして本格的に再現できる素晴らしいペダルです。 価格はやや高めですが、その音質の良さと音作りの幅広さを考えれば、十分に価値があると思います。 ブラウンサウンドを追い求める全てのギタリストに、ぜひ一度試していただきたいペダルです。
