『ギター無窮動トレーニング』は地獄の特訓?1年間ガチで試した効果と感想
「ギター無窮動トレーニング」という、ちょっと変わったタイトルの教本をご存知でしょうか? リットーミュージックから出版されているこの本は、ノンストップで基礎練習を繰り返すことで、ギターの基礎力を徹底的に向上させることを目的としています。
私もかれこれ1年間、この本に掲載されているトレーニングを実践してきました。 そこで今回は、
- このトレーニングは本当に効果があるのか?
- どんな人におすすめできるのか?
- メリット・デメリットは?
といった疑問について、実体験に基づいて徹底的にレビューしていきたいと思います。
「ギター無窮動トレーニング」とは?
「ギター無窮動トレーニング」は、その名の通り、特定のフレーズやスケールをノンストップで弾き続けるトレーニングです。 付属のCDに合わせてひたすら弾き続けることで、持久力、正確性、リズム感を鍛え上げることができます。
具体的なトレーニング内容
トレーニング内容は、主に以下の3つの要素で構成されています。
- スケール練習: 様々なスケールを異なるポジションで、ひたすら弾き続けます。
- アルペジオ練習: 様々なコードのアルペジオを、リズムを変えながら弾き続けます。
- リズム練習: 様々なリズムパターンで、コードやスケールを弾き続けます。
これらのトレーニングを、付属のCDに合わせて、ひたすら繰り返します。 CDには、様々なテンポのトラックが収録されているので、自分のレベルに合わせて調整することができます。
1年間実践して感じた効果
私が1年間「ギター無窮動トレーニング」を実践して感じた効果は、以下の通りです。
- 持久力の向上: 長時間ギターを弾いても疲れにくくなりました。
- 正確性の向上: ミスが減り、より正確なピッキングができるようになりました。
- リズム感の向上: リズムキープが安定し、よりグルーヴ感のある演奏ができるようになりました。
- 指板の把握: スケール練習を繰り返すことで、指板上の音の位置をより深く理解できるようになりました。
特に、持久力の向上は目覚ましいものがありました。 以前は30分もギターを弾いていると疲れて集中力が途切れていましたが、今では1時間以上集中して練習できるようになりました。
メリット・デメリット
「ギター無窮動トレーニング」のメリット・デメリットをまとめると、以下のようになります。
メリット
- 基礎力が徹底的に向上する
- 持久力、正確性、リズム感が鍛えられる
- 指板の把握が深まる
- 自宅で手軽にできる
デメリット
- 単調な練習なので、飽きやすい
- ある程度のギター経験がないと、挫折しやすい
- 練習時間が確保できないと、効果が出にくい
どんな人におすすめ?
「ギター無窮動トレーニング」は、以下のような人におすすめです。
- ギターの基礎力を徹底的に向上させたい人
- 持久力、正確性、リズム感を鍛えたい人
- 自宅で手軽に練習したい人
- ある程度のギター経験がある人(初心者には難しいかもしれません)
逆に、以下のような人にはおすすめできません。
- 単調な練習が嫌いな人
- ギターを始めたばかりの初心者
- 練習時間を確保できない人
競合製品との比較
ギターの基礎練習教本は数多くありますが、「ギター無窮動トレーニング」と競合する製品としては、例えば「地獄のメカニカルトレーニング」シリーズなどが挙げられます。
「地獄のメカニカルトレーニング」シリーズは、よりテクニカルなフレーズや奏法を学ぶことに重点が置かれています。 一方、「ギター無窮動トレーニング」は、より基礎的な要素を徹底的に反復練習することに重点が置かれています。
どちらの教本を選ぶかは、自分のレベルや目的に合わせて判断するのが良いでしょう。
まとめ
「ギター無窮動トレーニング」は、地道な練習ではありますが、ギターの基礎力を徹底的に向上させるためには非常に効果的なトレーニング方法です。
単調な練習に耐えられる根気と、ある程度のギター経験があれば、必ずやその効果を実感できるはずです。
ギターの基礎力を向上させたい方は、ぜひ一度試してみてください。